札幌スケッチ66

タイトル:北大付属植物園(2010年6月10日)

場  所:札幌市中央区北3条西8丁目

 新聞に植物園の“ハンカチの木”の写真が小さく載っていた。今週くらいが見頃と言う事で、行って見ることにした。植物園は何度か行ったことがあるが、最後に行ったのはもう何十年も前である。入口手前の自販機で400円の入場券を買い、入口の箱にその券を入れて中に入っていく。最初にお目当ての“ハンカチの木”を探す。“ハンカチの木”とは中国原産の1属1種の珍しい樹で、花が咲くまでに10〜15年かかるそうである。白い花びらの様に見えるのは苞(ほう)で、本当の花はその中に。

花はもうすぐ終わり小さな実になるところで、鈴生りのハンカチを想像していたのだが......。上の方にはたくさんあるものの、私のデジカメで写せるのはごくわずかで、しかも破れハンカチである。

せっかく来たのだから中を散歩。天気も良くて気持ちがいい。大勢の親子連れや、熱心に写生をする人も。

建物やガラスケースが重要文化財に指定されている博物館は、白くてモダンな木造建築。ガラスケースの中には鳥類の標本や、動物の剥製などがたくさん並んでいる。ガラスケースの中に更に小さなガラスケースがあり、その中には南極観測で知られている樺太犬タロの剥製が。子供の頃、ここで余生を送っている生前のタロを見かけたことがある。(プチ自慢)

今、アツモリソウが見頃と言う事で温室にも行った。紫色の可憐なアツモリソウと、白の清楚なレブンアツモリソウの鉢植えが並んでいた。

もう少しするとバラが咲き始める。植物園は11月3日まで開園している。

 

 

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